心理的な病気で、会社を休みがち、辞めた人がいるというのは珍しくない最近の仕事事情。
上に立つ者として、部下の健康に気を配るのは当然のこと。体だけでなく心の健康にも気を配りたいものですね。
そんなまじめで頼りになる上司の方にぜひおすすめしたいものが日本メディカル心理セラピー協会の「福祉心理カウンセラー認定試験」です。
心理的サポートの難しさ
うつ病を初めとする心理的な病で仕事を休む、または辞めることを余儀なくされる人に出会うことも珍しくなくなりました。突然休みがちになり、連絡もとれなくなり、その人の分の仕事が振りかかりしんどくなる。もちろん困ったことですよね。でも当の本人も苦しいのです。
ただこういった病気は見た目からだけではわかりにくいです。仕事に来れるときには本人の調子のいいときなので、ふだん通りだったり、かえって元気いっぱいだったり。そこでつい「さぼってたんじゃないの?」「ただの怠け心だよ」といった声をかけてしまいがちです。だからつい「もう少しがんばってよ」とも言ってしまう。
上に立つ立つ場の皆さんなら特に、こういったことに頭を悩ませる場合も多いのでは。せっかく来たと思ったらちょっとしたひとことがきっかけでまた休んでしまう。それでまわりもついつい敬遠し、遠巻きに、まるで腫れ物にさわるように接してしまう。すると本人は疎外感を感じ、来続けることが難しくなってしまう。悪循環です。
上司として部下のためにできる心理的サポート
部下が上司に望むことのアンケート結果をみると、以下の順番です。
1.信頼できる人物であること
2.支援者にも主導者にも成れること
3.チームを超えて影響力を発揮できること
4.共通の話題をもっていること
5.個人の成長を考え促せること
信頼できる人物であることという結果から考えると、よい上司というのは仕事ができることそのものではなく、信頼させることがより大事なのですね。考えてみれば、仕事は部下が主にしますから、その部下を気持ちよく働かせ、よい成果につなげられればよいのですね。それが上司の仕事ともいえます。
支援者にも主導者にもなれることという結果もあります。仕事面でも精神面でもよい支援者になりたいものです。ただ精神面は本当に難しいです。自分のやってきたやり方が必ずしも部下にあてはまるとは限らない。またチームワークでする仕事の中で足並みがそろわず、はずれがちな人もうまく生かしていく。そんな精神的支援もしていけるとよいですね。
主導者。これはそこに至るまでの仕事の経験がありますから十分でしょう。心さえ元気で明るければ、こちらの指示や指導もスムーズに伝わります。
チームを超えて影響力を発揮できること。仕事は自分のところだけでは終わりませんから、チームを超えてうまくやっていく必要があります。他のチームへ協力を仰いで、お互いにウィンウィンの関係で進んでいけるように画策できないといけません。ここにも心理学は役立ちます。
頼りになります「福祉心理カウンセラー認定」
日本メディカル心理セラピー協会では「福祉心理カウンセラー認定」は、心理学の基礎知識、様々なストレスから起きる症状を理解しており、カウンセラーとして活動するレベルにまであるとしています。この認定があれば、心のケアまでも含めたよい上司になれるという証明としてアピールできます。これからの時代、仕事ができるだけでなくこういった面も重要視されていくので、頼りになる資格ですよ。
受験料:10000円合格基準:70%です。
申込みはインターネットでできますし、受験も自宅でできますので、仕事をしながらでも可能です。