理学療法士になるための資格や試験とは?

①理学療法士について

(理学療法士とは)

理学療法士は、医師の指示を受けて理学療法を行う専門職です。理学療法は昭和40年制定の法律の理学療法士及び作業療法士法により、身体に障害のある人に、主に基本的能力回復のために治療体操やその他の運動を行わせることや、電気刺激やマッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることです。主な業務は、加齢や事故などによる体の障害を回復させるトレーニングなどを行います。また、脳卒中の麻痺や新生児の運動能力の発達の遅れ、循環器系、呼吸器系などの身体的な障害を持つ人に、医師の指導の下に基本的な動作能力回復の運動療法や電気刺激や温熱などの物理療法を行います。

(理学療法士の資格)

理学療法士は名称独占資格と言われる職業であり、理学療法士と名乗って働くには、理学療法士の資格の取得が必要です。ただ、業務独占資格ではないために、無資格者でも理学療法士の業務を行うことは可能です。実際に、リハビリなどを行う際に看護師に手を貸してもらう場面も多くありますが、この時に看護師が理学療法を行っても法律上の問題はありません。しかし、医療現場では各スタッフの高い専門性が問われますので、理学療法を行うのは理学療法士という認識が強いので、実質的には業務独占資格のようになっている面があります。そのために、理学療法を専門に働く場合は、理学療法士の資格を取得することが必要です。理学療法士の資格は、理学療法士国家試験に合格した人に対して厚生大臣が免許を与えるものです。

(理学療法士の受験資格ルート)

理学療法士の資格は、高校卒業後に理学療法士課程のある4年生大学や短大、専門学校で必修科目を修得し、国家試験を目指します。国家試験の合格率は90%に近く高いのですが、試験内容が専門的であるために、在学中にどれだけ熱心に勉学に取り組んだかが合否に影響します。同じ国家資格の作業療法士の資格を持っていると、理学療法士の学校で一部の単位が免除されます。

柔道整復師

 ②難易度・試験科目・試験日程などについて

(難易度)

理学療法士の国家試験は、ほとんどの年が80%以上になっていて簡単な試験だと思われることもあるようです。しかし、試験内容が簡単なわけではなく、十分な勉強をして試験に備える人が多いので高い合格率になっているということがあるようです。試験の内容は専門性を問われるので、計画的に長い時間をかけて試験対策に取り組まなければ合格は難しいと考えられます。

(試験科目)

理学療法士の試験科目は、筆記試験と口述試験及び実技試験があります。筆記試験は一般問題と実地問題に分かれています。一般問題は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要、理学療法になります。実地問題は、運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要、理学療法です。

(試験日、合格発表、試験地)

試験の実施は3月に行われる予定で、合格発表も3月に行われる予定です。試験地は、筆記試験が、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県、沖縄県です。口述試験及び実技試験は東京都です。

国家公務員、航空保安職員

 ③就職先・仕事の内容・年収などについて

(就職先)

理学療法士の就職先は、病院や施設、地域や企業になります。病院は、入院施設などの違いがあり、種類も様々です。対象疾患は、脳神経外科、整形外科、心臓外科、内科など多岐に渡ります。老人施設などの高齢者向け施設のリハビリは、体力維持や能力維持が主な目的になります。地域で働く場合は、保健センターで高齢者の健康セミナーの講師を務めることや、子どもの発達に助言をする場合もあります。企業で働く場合は、福祉機器の販売や製造に助言をすることや、医療書籍の執筆に貢献するなどの活躍の場があります。

(仕事の内容)

理学療法士の仕事の内容は、はじめに身体機能を回復させることがあります。病気や事故などで障害がある人や、高齢で身体機能が衰えた人に、医師の指示の下でリハビリテーションを行い、運動能力の回復を援助する仕事です。英語でフィジカルセラピストというので、PTと言われます。具体的には、歩く、座る、立つ、寝返りを打つなどの身体の基本的な機能回復をサポートするのが理学療法士の専門領域になります。

(年収など)

理学療法士の月収は23万円から27万円くらいで、年収は350万円から500万円くらいと言われます。正社員や正規社員の他にパートで働く人もおり、自給が2000円程と言われています。職業が近い作業療法士と給与水準がほぼ同じであり、初任給は悪くないのですが、長く働いても給与があまり伸びない傾向もあるようです。平成26年度の厚生労働省の統計では、理学療法士の年収は平均年齢が31.3歳で、約390万円になっています。

国家公務員、気象大学校学生

 ④理学療法士専門学校ランキング

1位 臨床福祉専門学校

臨床福祉専門学校は、理学療法士になれる専門学校です。実習の協力施設が充実していて実践力を重視するカリキュラムで即戦力が身につきます。就職活動の個別指導が徹底されていて就職率は100%を保持しています。入学予定の人を対象に自由参加の入学前学習会を実施していることもユニークな点です。卒業後も、生涯にわたってスキルアップができる環境が整っています。

2位 社会医学技術学院

社会医学技術学院は理学療法学科で3年生の昼間部と4年生の夜間部があります。授業が丁寧で、実技は先生が色々な角度から施術の見本を見せてくれるので分かりやすい内容です。実習で、整形外科や児童養護施設、老人保健施設など多種多様な施設を訪問します。理学療法士国家試験取得は大変ですが、少人数クラスで楽しく勉強に集中することができます。

3位 日本リハビリテーション専門学院

日本リハビリテーション専門学院は、大学の医学部で行われている最新の教育方法が導入され、国家試験の合格実績も高くなっています。国の指定時間を上回る臨床実習で培った技術が、現場で高い評価を得ています。昼間部と夜間部があり、生活スタイルに合わせて学ぶことができます。万全のサポートで国家試験対策を支援しています。また最新の求人情報で就職率を高めています。

4位 関東リハビリテーション専門学院

関東リハビリテーション専門学院は、2年次に基礎を学び3年次で実践的な知識を身につけます。4年次は広範囲の施設で臨床実習を重点的に学び、国家試験の合格を確実なものにします。本学は、全国に約200の次週施設と病院が設置されているため、充実した環境で実践力を身につけることができます。理学療法の国家資格取得対策と就職対策も万全です。

5位 首都医校

首都医校は理学療法の伝統的領域から最新領域までカバーされていて、独自の学びを深めることができます。理学療法学科は、整形外科専攻、スポーツリハビリ専攻、中枢神経専攻、呼吸循環器専攻の4つの専攻があります。様々な実習により、どのような機能回復の現場でも役に立つ技術をしっかり学べます。

 ⑤まとめ

今後、超高齢化社会を迎える日本では、リハビリを必要とする人が激増することが見込まれ、理学療法士のニーズがますます高まり、地位も上がっていくことが予想されます。患者にとっては、理学療法士は身体機能を回復させてくれる援助をしてくれるだけでなく、心の支えになってくれる心強いパートナーです。このような重要な役割の社会的責任の大きな仕事であり、熱意のある意欲的な人材が求められています。

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