歯科衛生士になるための資格や試験とは?

①歯科衛生士について

(歯科衛生士とは)

歯科衛生士は、歯科医師のサポートをする仕事ですが、歯科助手とは違い、患者の口の中の虫歯や歯周病予防などの処理を行うことができます。具体的には歯石を取るクリーニングやフッ素の塗布などです。患者に歯磨き指導や生活習慣の指導なども行うことができます。そのために、資格や経験がなくてもなれる歯科助手とは違い、歯科衛生士は国家資格を取得する必要があります。歯科医師の指示の下で、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導などを行います。ただ、単独では診断や治療、レントゲン撮影は行うことはできないことになっています。

(歯科衛生士の資格)

歯科衛生士の仕事を行うには、歯科衛生士の国家試験を受けて資格を取得する必要があります。国家試験は、高校卒業後に文部科学省や厚生労働省が定める歯科衛生士養成機関に入り、3年以上学ぶ必要があります。養成機関としては、国立・私立大学歯学部附属の大学や短期大学や専門学校などがありますが、多くの人は専門学校もしくは短大で学んでいます。

(歯科衛生士の受験資格ルート)

歯科衛生士の養成機関の中心は専門学校で、経営母体が学校法人、社団法人、医療法人などさまざまです。歯科系大学附属の専門学校もありますが、歴史が古く過去に多数の歯科衛生士を排出している場合や、大学歯学部付属の歯科病院で臨床実習が行われるなど、それぞれが色々な特徴を持っています。3年生の昼間部が主体ですが、社会人の受け入れをするために、夜間部を設置するところも徐々に増えてきています。学費は3年間で約300万円が相場ですが、学校によって異なります。講義のカリキュラムや行内の行事、就職の支援や国家試験対策のバックアップなど、各校によって異なっており、特徴があります。

国家公務員、国家資格

 ②難易度・試験科目・試験日程などについて

(難易度)

歯科衛生士の国家試験合格率は例年95%前後であり、非常に高い合格率です。学校では国家試験に対応した試験勉強も行なわれ、真面目に講義に出席して学んでいれば合格できるレベルの試験であり、難易度はそれほど高くないと言われています。しかし、試験を受けるには国の指定校で3年以上学ぶ必要があり、誰でも簡単に受験、合格ができるわけではないので注意が必要です。

(試験科目)

歯科衛生士の試験科目は、解剖学および生理学、口腔衛生学、歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導などが複数ありますが、試験はマークシート方式のみであり、面接や論文、実技試験はないので、それほど難しい試験ではないと言われます。

(試験日、試験地)

試験の実施は、3月に行われる予定です。試験地は北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県です。

通信教育のアーキテクト

③就職先・仕事の内容・年収などについて

(就職先)

歯科衛生士の就職先は、最も多いのが歯科医院ですまず。歯科医院において、歯科医師の歯科治療をサポートする必要不可欠な役割が歯科衛生士になります。歯科衛生士養成の専門学校や大学や短大の附属専門学校では、就職コーナーが設けられているところも多くなっています。卒業後に受験の国家試験に合格後、社会人としてスタートできるように、国家試験の前から就職活動が始まります。歯科医院の他は、保健所や介護施設での咀嚼指導、歯の健康指導の専門スタッフとして勤務する道もあります。また、一般の総合病院や大学病院の口腔外科や歯科などの就職先や歯科の機材メーカーの営業担当や歯科の材料メーカーに就職する人もいます。また、歯科衛生士を養成する指導者としての専門学校の講師など、幅広い活躍の場があります。

(仕事の内容)

歯科衛生士は、歯科医師とともに患者の口の健康をサポートする仕事です。同じく歯科医で勤務する歯科助手が特に資格が必要でないのに対し、歯科の予防処置や歯科診療補助、歯科保健指導を行う歯科衛生士は国家資格が必要となります。歯科予防処置は、虫歯と歯周病の疾患を予防する歯垢や歯石の除去や歯にフッ素を塗布することです。歯科保健指導は、虫歯や歯周病にならないための正しい歯の磨き方の指導です。歯科診療補助は、歯科医師の指示で医療行為のサポートを行うことです。

(年収など)

歯科衛生士の初任給は、20万円前後が多く、歯科医院によってまちまちの状態です。歯科衛生士全体の平均月収は約25万円で、年収は330万円から350万円程度という統計があります。基本的には経験と能力に応じて給料がアップするので昇給も望めますが、職場によっては昇給の額が少ない場合や昇給がある程度のところで頭打ちになることもあるようです。正社員のフルタイムは収入が安定していますが、給料が上がり続けるわけではないところもあるようです。

PC検定

 ④歯科衛生士専門学校ランキング

1位 東京医薬専門学校

東京医薬専門学校は、チームで一人を支える医療を目指し、業界、地域と連携して未来の医療人を育てます。歯科衛生士化は、歯や口の健康を守るスペシャリストとして、歯科クリニックをはじめ、病院、保健所、福祉施設など幅広い場所で活躍します。歯科衛生士科1部は昼間の3年生、歯科衛生士科Ⅱ部は夜間の3年生で、女子が対象となります。

2位 福岡医健専門学校

福岡医健専門学校は、建学の理念の実学教育、人間教育、国際教育を柱に、時代の変化と社会のニーズを見つめて、業界に直結した専門教育を実践しています。歯科衛生士科は、恵まれた環境で国家資格を取得する勉強をすることができ、多くの現場実習もあるので、実践的な知識や経験を身につけることができます。

3位 北海道ハイテクノロジー専門学校

北海道ハイテクノロジー専門学校は、学校と産業や行政がともに地域の未来を創る、ハイテクの連携プロジェクトを行っています。歯科衛生士学科は、学生一人一人にマンツーマンの試験指導対策を実施していて、2016年は31名の受験者が31名全員国家試験に合格しています。

4位 太田医療技術専門学校

太田医療技術専門学校は、医療現場のニーズに対応する優れた医療技術者を育成するために平成14年に開校しました。歯科衛生学科は平成21年に開設され、最新の充実した医療専用施設で、高度な知識と技術を修得して歯科医師の治療をサポートする、スペシャリストを育成しています。

5位 仙台保健福祉専門学校

仙台保健福祉専門学校は、緑豊かな環境と整った設備で、現場で役立つ知識や技術を学ぶことができます。学生や先生との交流も活発で、チームで働くことを学び、人を支える力も身につけることができます。丁寧な指導により、就職率は100%です。

 ⑤まとめ

高齢化が加速する中で、歯科診療の現場も様相を変えている面があります。在宅診療を希望する人や入れ歯の滋養が増加していることなどが起こっています。また、歯を失った部分に人口の根と歯を付けるインプラントに注目が高まっています。インプラントは装着後の定期的なメンテナンスが必要であり、歯科衛生士の果たす役割が大きくなります。口腔ケアは、老人に限らずどの世代にも必要であり、今後の歯科衛生士の役割はますます大きくなり、活躍が期待されます。

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