労働衛生コンサルタントになるための資格や試験とは?

①労働衛生コンサルタントについて

(労働衛生コンサルタントとは)

労働衛生コンサルタントは、労働安全衛生法に基づく国家試験の労働衛生コンサルタント試験に合格して厚生労働省の労働衛生コンサルタント名簿に登録された人です。労働衛生コンサルタントは、労働衛生コンサルタントの名称で、他人の求めに応じて報酬を得て労働者の衛生の診断や指導を行います。業務を行う時は、信用を失墜する行為や知り得た秘密を漏らす行為を行ってはならないことが法律に定められており、秘密を漏らした場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられることになっています。

(労働衛生コンサルタントの受験資格)

労働衛生コンサルタントを受験するためには、受験資格が必要です。受験資格は大学の理系卒業者で、労働衛生実務5年以上の人、短大、高等専門学校の理系卒業者で、労働衛生実務7年以上の人、高校の理系学科を終了し卒業して、労働衛生実務10年以上の人、医師、歯科医師、薬剤師、保健師として10年以上実務に携わっている人、技術士試験合格者、一級建築試験合格者、衛生工学衛生管理者免許を有し、衛生工学に関連する実務経験がある人、衛生管理者としての実務経験が10年以上の人、厚生労働大臣指定の衛生講習を修了し、労働衛生実務が15年以上の人などが、労働衛生コンサルタント試験の受験資格を持っています。

(労働衛生コンサルタントの資格の概要)

労働衛生コンサルタントの資格は、労働衛生工学もしくは保健衛生の2つに区分され、どちらか1つの区分を受験します。受験できる区分は受験資格により決まっていることがありますので、注意が必要です。薬剤師の場合は保健衛生の区分で受験することが決められています。どちらの区分でも、労働衛生コンサルタントの業務はすべて行うことができます。労働衛生コンサルタントの試験は、労働衛生一般と労働衛生関係法令の必須科目2科目と、健康管理、労働衛生工学のどちらか1科目の計3科目の筆記試験と口述試験があります。

プロジェクトマネージャ

②難易度・試験内容・試験日程などについて

(難易度)

労働安全コンサルタントの難易度は、国家資格の中ではBランクで普通のレベルです。平成27年の最終合格率は25.7%でした。

(試験科目)

試験科目は、保健衛生と労働衛生工学に区分されていますので、どちらかを選択します。一次試験の択一式は、労働衛生一般と労働衛生工学です。一次試験の記述式は健康管理と労働衛生工学で、どちらかを選択します。二次試験の口述試験も、保健衛生と労働衛生工学から選択します。

(試験日、試験会場)

試験日は、一次試験の筆記試験が10月に実施される予定で、二次試験の口述試験が翌年の1月から2月までの指定の日時に行われます。試験会場は、筆記試験が北海道、宮城、東京、愛知、兵庫、広島、福岡になります。口述試験は、東京と大阪になります。

③就職先・仕事の内容・年収などについて

(就職先)

労働衛生コンサルタントとして働く場合は、労働衛生コンサルタント事務所に所属するケースや。労働衛生コンサルタントとして開業するケースが多くなります。実際に企業のコンサルティングをしている人や自営独立をしている多くの人は、社労士や中小企業診断士、技術士の資格も有していて、企業経営の踏み込んだ指導をしている場合もあります。また、産業医として活躍している人も見受けられます。

(仕事の内容)

労働衛生コンサルタントの仕事内容は、企業の行う労働災害防止活動を、主に医学や労働衛生面からサポートします。企業などからの依頼により、作業状況などを調査し内在する問題点を指摘して、衛生面の指導・是正を行うことや、教育訓練などを実施するように適切なアドバイスを行うことなどが業務になります。

(年収など)

労働衛生コンサルタントの平均年収は、600万円から700万円程度と言われています。労働安全コンサルタントの平均年収とほとんど同じで、薬剤師としての年収より多めになります。

税理士

④安全管理の資格一覧

・作業環境測定士

働く人の健康のために作業環境の安全性を確認する資格です。

・衛生管理者

快適な職場環境を作る専門家です。

・衛生工学衛生管理者

作業環境に注意を払い、働く人の健康を守ります。

・労働安全コンサルタント

雇用者と労働者の労働安全の仕事です。

・労働衛生コンサルタント

職場の衛生を指導診断します。

・建築設備検査資格者

公共性の高い建物の安全管理を行います。

・特殊建築物等調査資格者

建物を防災面からチェックします。

・昇降機検査資格者

昇降機と遊戯施設を定期的に検査します。

・廃棄物処理施設技術管理者

施設の適正な維持管理を監督します。

・下水道管理技術認定試験

下水道維持管理者の技術力を評価します。

・地下タンク等定期点検技術者

地下タンク等の危険を点検します。

・消防設備士

設備からメンテまでの消防設備のスペシャリストです。

・消防設備点検資格者

火災から命を守る設備点検をします。

・防火対象物点検資格者

防火のスペシャリストです。

・非破壊試験技術者資格試験

金属・構造物の深傷検査を行います。

・防錆管理士

金属を錆から守る仕事です。

・林業架線作業主任者

原木を運ぶ際の機器類の組み立てや解体の仕事です。

・高圧室内作業主任者

労働者の健康を守る仕事です。

・酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者

酸素欠乏や硫化水素中毒の防止を目的とする資格です。

・乾燥設備作業主任者

乾燥設備の仕事です。

・ガス主任技術者

都市化に伴い増えているガスの仕事です。

・高圧ガス製造保安責任者

製造過程の危険を回避する仕事です。

・高圧ガス販売主任者

高圧ガスを監理する責任者です。

・液化石油ガス設備士

LPガス設備の工事を施工するのに必要な資格です。

・特定高圧ガス取扱主任者

安全な作業を指導する仕事です。

・高圧ガ ス移動監視者

高圧ガス輸送の専門家です。

*労働衛生コンサルタントは5番目に記載されています。

⑤まとめ

最近のビジネスの世界では、従業員の職場環境に配慮することが不可欠のこととなっています。ISOの認証取得もあり、機械や電気、化学などの会社をはじめとする多くの企業には、労働衛生の環境を整備が求められている状況があって、労働衛生コンサルタントの専門技術者は必須の存在になっています。今後は、介護分野や食品、その他の分野でも労働衛生管理が必要になることが予想されますので、労働衛生コンサルタントの需要が高まると考えられます。

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