ちょっと聞きなれない言葉「べジスイーツマイスター」。訳せば「野菜を使ったお菓子の職人さん」ですね。健康志向でかつおいしいものには目がないグルメさんたちの間で評判の野菜のお菓子は、おいしくて体にもいいと注目され、その人気は衰えません。
私もときどきにんじんケーキを作りますが、バターの代わりにオリーブオイルを使い、にんじんもたっぷりすりおろして作ると、家族に披露するときもなんだか自慢したい気持ちなんですよね。いいことをしている感があります。私はこの程度ですが、もっともっと極めてプロ並みなあなた、あなたの経験や知識をさらに強力に使える武器にする方法ありますよ。
べジスイーツマスター認定試験とは?
ベジスイーツに関する基本的な知識、野菜に含まれる栄養素、ベジスイーツで使用する食材、ベジスイーツを作るポイントなどの知識への理解が一定以上であると認められた人に対して認定される資格です。
この資格を認定している日本安全食料料理協会のサイトからの抜粋です。この協会は認定校の審査にも関わっており、審査基準を満たした教育機関に対し「JSFCA認定校」として認証もしています。
べジスイーツの人気ぶり
クック○○でべジスイーツを検索するとたくさんのメニューが出てきて、いかにたくさんの人に支持されているのかがわかります。野菜を使ったおいしいお菓子、砂糖もきび砂糖が使われ、健康に気遣われた材料です。おいしくて甘くて、でもカロリーが高いお菓子は専門のパティシエにお任せして、家庭での手作りお菓子はヘルシーにといった思いが溢れています。見ていると、自分も挑戦してみたくなりますね。
そんなときに考えること。誰か教えてくれないかなぁ。「はいはい、私できます」と手が上がったあなたは、べジスイーツマスターになれる資格十分にありです。ぜひ教える人になってください。そこでためらう理由は「私ってそこまで特別じゃない…」。そう、こういった技術は客観的なものさしがないだけに、測れないんですね。
でも公に認定を受ければそんな不安はなくなります。実際に教えるときにも資格持ちであることを自信を持ってアピールできます。あとはあなたの腕次第です。
試験の内容は?
野菜の基本的な知識や野菜の選び方から始まり、ベジスイーツ作りに必要な知識に関する問題が出題されます。実際に
自宅やカルチャースクールなどで講師活動をする場合、ただ作れるだけでなく少し知識を披露しておくことも大事ですから。野菜の種類やその栄養、また栄養を残した使い方など幅広く知っているか、そこまで聞きながらのお菓子作りを習いたいですものね。
この資格をとっての活躍の場は?
べジスイーツのスペシャリストとしての講師活動もいいですし、健康料理またはお菓子といった両方の切り口からの講師活動にも生かせますね。
また講師活動ではなく、仕事の中で活かすこともできます。飲食関係に勤める場合、または保育園や介護施設など福祉の場に勤める場合、食事のメニューのアドバイザーとして意見が出せる機会もあるでしょう。
保護者やご家族と話をする際の種にもなりますね。こういった福祉の場は、利用する本人にうまくかかわるのはもちろんですが、その後ろにいるご家族の方々からの信頼を得ることも仕事のうちといったところもあります。健康であることとおいしいお菓子を食べることは多くの人が興味があることなので「よく知ってるのね、特別勉強したの?」「ええ、ちょっと興味があって。資格もあるんですよ」といった会話にもなりやすいですし、健康に気遣いつつ楽しい人といったイメージにつなげられます。