乾いた食材、干物や切干し大根などさまざまあります。栄養がぎゅっと凝縮される、独特の風味が加わる、そういった理由で生よりも好きという人も多いのではないでしょうか。椎茸なども生のおいしさがありますが、干し椎茸になったときの独特の滋味のようなもの、魅力ですよね。魚も然り。生の刺身もいいけれど、干しホッケのおいしさはまた格別です。
そんなごはんのおかずになる乾物もいいですが、今はデザートになる果物もドライになって売られています。マンゴーがその代表的なものですが、レーズンは昔からありました。でもおいしくてすぐになくなってしまうので、ちょっと高く感じるのが玉にきず。自分でつくれないのかなぁなんて思います。
ドライフルーツのよさ
もともとは果物なので、そのカリウムや鉄などの栄養や食物繊維などは生の果物と同じなのですが、ドライになったからこそのよさがそこに加わりますね。いくつか挙げてみると…。
・凝縮しおいしさや甘みがある
水分が飛ばされ、果物独特のおいしさや甘みが増しますね。果物のおいしさそのものが感じられます。
・かさが減るのでたくさん食べられる
果物は食物繊維がたくさんあるからできればたくさん食べたいと思っても、その水気の多さにたくさん食べられないことがありますね。ドライフルーツであれば、少なくても栄養や食物繊維は十分とれます。
・独特のかみごたえ
ひとそれぞれの好みかもしれませんが、マンゴーやあんずなどしっかりかむ感触がいいです。栄養が身体に入るという気がします。
これらの理由で、かえって生よりも好きという人がいます。
ドライフルーツ製法インストラクター
テレビでドライフルーツ製法が紹介されてから、すぐに始め、今は人に教える人という人もいるかもしれません。ただ乾かすだけといってもいろいろな方法がありますし、もともと水気が多いものなので、中途半端にするとカビてしまったりと案外難しいところもありますね。できればその効能なども少し詳しく知りたいところです。
「日本インストラクター技術協会」によると、ドライフルーツ製法インストラクターという認定資格試験があり、これに合格するためにテストされる内容は
・ドライフルーツの栄養素や健康効果などの知識があること
・手作りの製法や食感を変えるための切り方・作り方、乾燥のしかたなどに精通していること
・天日干しやオーブンレンジ、その他メーカーを使った製法やドライフルーツの無添加製法などに関して、一定以上の知識を有していること
・確実な保存方法や加工方法を見極め、その知識・技能をレクチャーできること
とありました。切り方によって食感が変わること、無添加製法などちょっと気になりますね。せっかく手作りするのであれば、お店に売っているものよりも変わった食感であれば楽しいですし、砂糖がたくさん添加されたものとは違う、より健康的なものを作りたいですよね。
認定資格をとって、インストラクターになろう
ふだんの食生活に自然食品を取り入れたい、無添加食品にこだわっている。健康のことを考える人は本当に増えてきました。健康に関する講座はいつも人気です。いくつかある資格の中のひとつとしてどうぞこのドライフルーツ製法インストラクターも加えてください。