エクステリアと心理?その2つのワードの関係がわからないなぁと感じた人も多いでしょう。心理はいろいろなものから影響を受けます。自分の身につける服から、香りから、食べ物から、住宅の間取りからなど。中でも、無意識ながら実はかなり大きな影響があるもの、それがエクステリアです。
エクステリアって玄関まわりのこと?
多くの人にとって、よく聞くけどなんだかわからないというのが正直なところかもしれませんね。インテリアならわかるけど。そう、イン=内側、エクス=外側、ということで、インテリアの反対です。つまり外回り全体のことですね。
具体的には、住居の外観もエクステリアです。つまりエクステリアのデザインといえば外壁の材質や色なども入ります。また、家と庭、駐車場の大きさ、位置など全体の景色もエクステリアです。他には、門扉や塀、生け垣、車庫などもエクステリアに含まれます。
エクステリア心理とは?
エクステリアはなぜ心理に与える影響が大きいのでしょう。答えは3つあります。
①その広さ、大きさから
家の壁や庭などはまず広さ、大きさがあります。帰ってくるとまず目に入るものであり、ましてやそれが自分のものなのですから、否が応にも心理へ影響します。家の壁の色を変えるだけで、家族全体の心持ちが変わるということは容易に想像できますね。
②近所の人、友達などから簡単に見られるから
インテリアは家族だけで見て楽しむこともできるので自己満足でも構わないのですが、エクステリアはそうはいきません。
③採光や通風など、自然環境の取り入れ具合に関係するから
適度にとり入れることは心身の健康のために必要です。自然をじょうずに利用し心地よく過ごしたいものです。
エクステリアとのかかわり方
たとえば塀の場合。クールなコンクリートの壁にするのか、温かい木製にするのか、優美なアイアンを使ったデザインのするのか、はたまた植物の生け垣にするのか、いろいろ考えられます。そこから抱くイメージに自分が自然と沿っていくだろうことは容易に想像できますね。
「素敵な玄関ね」「あたたかみのある感じね!」「庭がおしゃれ~」外から見えるものだけにいろいろな感想が聞こえます。ほめられて、それをさらに磨いて美しくして、といったことが心理状態を変えていきます。また家とエクステリアとのバランスもその人らしさが出ます。家はこじんまり簡素に、エクステリアは広く気持ちのよい空間に。これもその人に合っていれば、心理への影響はよいものになります。
デザインはきれいだけど実は採光や通風が悪い場合は、心理的によくありません。素人ではわかりにくいこういったことは専門家に相談が必要です。
エクステリアは、一度でき上がってしまうとなかなか変えないので、初めに家を新築し、外回りも作るときは、ぜひそのデザインは心理的な面からも考えてください。心に与える影響を無視して作り、気に入ったデザインだったはずなのになんとなく落ち着かない、いらつく、そんなことにならないようにしたいものです。
エクステリア心理カウンセラーとは?
「エクステリア心理カウンセラー」はまさに、エクステリアが心理に与える影響について相談ができる専門の人です。家を建てるとき、玄関まわりだけ変えてみようと思い立ったときに、そこに住まう大事な人たちの心理面への影響という観点からみることも大事ですよね。「日本メディカル心理セラピー協会」ではこの認定試験を行い、一定のレベル以上であることを証明します。